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私は何時も、樹木が空気中の炭素を減らすの意見に疑問を感じている。
確かに木は空気中の炭素を自分の体に取り込んでセルローズを形成するが、
必ず死んで微生物により分解されて、炭酸ガスとなってまた大気に
戻る。即ち植物は一時的に炭素を貯蔵しているわけで、炭酸ガスの量を減らすわけではない。
では古代に、増えすぎた炭酸ガスが減って酸素が増えたのは何故か。
理由は、セルローズを分解する微生物が未だ存在しなかったからだ。
枯れた木はそのまま分解されずに地中深く埋められて
炭素が地下に取り込まれた形になったからだ。
だから空気中の炭酸ガスの量を減らすには、直接これを捕まえて地下に
放り込む以外にない。しかしこの方法は未だ開発されていない。
もう一つ重要なのは、太陽光とか風からエネルギーを取り出す事だ。
それにはバッテリーの開発が欠かせない。大容量で、使いやすく
環境に負担をかけないバッテリーが何時できるかが焦眉の急である。
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