|
神経症を治すとは言うが易しく、行うは難しです。
無為療法の本質は両刀使いなのです。
まず、無為療法は雑用療法と言ってもいいくらい
動きを強調しますが、あまりそれを強調しすぎると
雑用が我々に対して牙をむきます。
動けば強迫観念の力を80%位削ぎますが、100%では
ない。
残りは何かと言うとやはり治療法を求める癖を根本から
脳から追い出すのです。
動きと言いながら森田療法を読み、加藤諦三を読み
暇な時は自律訓練法をやるなんてでは全然だめです。
大体そんな事をする人の大半は動きそのものが停止していて
動こうとしません。
今までここの掲示板でも斎藤に賛同して動きを言ってきた
人はほんの数人です。
生活の基本としては常に動きを停止しないようにすること。
二つ目は療法思考の完全停止です。この両方をやって
始めて神経症緩解は達成できる。
|
|