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ロシアがプーチンでえらいことになっているが、果たして大統領を
変えればロシアは変わるかと言うと、そうはならないだろう。
今回はフィリピンのドゥテルテ大統領の任期満了で申し上げたい。
彼がフィリピンの大統領になった今から5年前に、これからフィリピンは
腐敗をなくして町から麻薬を追放し、投資を増やして新しフィリピンに
変わるのではの期待が満ちた。
しかしフィリピンは基本的にはあまり変わらなかった。
何故かと言うと問題の根源は大統領にあるのでなく、国民の一人一人
にあるからだ。
日本なら誰が首相になっても大きな変化はない。日本と
言う機械は正確に動作し続けるからだ。
国民の各人に腐敗がなく、頭がよくしっかり働く。
フィリピンではその逆だ。誰もが半分他人の何かを狙っている
所がある。腐敗は政府ばかりでなく市民のレベルまでまん延している。
このような国では改革を大統領に任せても所詮無理な話だ。
ロシアもあれほど腐敗がまん延していると、日露戦争で
日本が勝ったのも当たり前だし、今回のウクライナ侵攻の惨状も
当然であった。
今後ますますロシアは貧しくなるだろうし、あの国が良い方向に
変化するのは当分無理だ。
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